言葉選びと問いかけで生まれる相互リスペクト〜職場や家庭で使えるリスペクティング行動〜

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株式会社NOKIOOが毎月開催する、オンライン型セミナー「90分腹落ちシリーズ」。
取締役 小田木朝子と顧問 沢渡あまねによるトークセッションが中心ですが、チャットを駆使し参加者と双方向のコミュニケーションをとりながらの進行が魅力の90分間のオンラインイベントです。
そんな90分腹落ちセミナーでも大人気のテーマ「リスペクティング行動」について、本日はご紹介いたします。

目次

  1. 言葉選びと問いかけで生まれる相互リスペクト
  2. 相手を表現する言葉が大事
  3. 相手に関心を持って行動する
  4. 些細なことが大事

言葉選びと問いかけで生まれる相互リスペクト

リスペクティング行動では、チームやその会社の中での人と人との関係性を扱います。
90分腹落ちセミナーは法人向けのセミナーのため、扱うテーマもマネジメントに関するものが多くあります。その中で「リスペクティング行動」は、期待し合うこと、お互いにリスペクトし合う関係性、このようなコミュニケーションが、個人の成長やチームのパフォーマンスに大きく影響するため、この相互リスペクトをどうやって行動や仕組みにしていくかということが大きなテーマです。

相手を表現する言葉が大事

リスペクティング行動において、大切なことが2つあります。
一つは「言葉選び」です。言葉が大事だというのはその通りですが、特に重要なのは、相手を表現する言葉です。 この相手を表現する言葉というのは、自分が相手をどう見ているか?これが無意識に反映されてくるものではないでしょうか。
例えば、職場でこんな言が飛び交っていませんか?

  • 外部のパートナーを指して、業者さん・外注さん
  • 違う部門を指して、営業・営業さん
  • 立場や働き方から、上が、上司、下が、新人、パートさん

こういった表現は、どの職場にも存在すると思います。しかし、相手を一人の個人として見ていない言葉です。
もしも自分が言われる立場になったらどうでしょうか。 相互リスペクトや、期待し合うという観点からすると、「外注さん」と呼ばれた時点で期待以上の事をしてやろうといった気持ちは失われてしまいます。そもそも期待されてない、そんな印象すら受けかねません。

相手を一人の人と見る。認識としてはすごく当然ですが、実は無意識に選んでしまう言葉があります。究極を言えば「自分達か自分達以外か」「自分か自分以外か」そんな壁を挟んだ関係性を自ら作ってしまうことも、自分の言葉です。

この相手を呼ぶ表現を変えたときに、どんないいことがあるでしょうか。
まず、相手に関心が持てるようになります。
”上が”という表現ではなく、”●●さん”と呼んだ時に相手がどんな立場に立っているだろうか、相手から見た今の状況はどうなのだろうか。相手の立場に立って考えられるとは、この表現からくると言えます。 要は、自分にも事情がり、相手には相手の事情や環境がある、こんな見方がぐっとしやすくなっていきます。

また、パートさん・営業さんのような呼び方をしてしまうと、相手を思い通りにできるかできないかで評価する対象として見てしまうという点です。
パートさん・営業さんのような表現をやめることで、相手に対して勝手に持っている不満やストレスが減っていきそうです。 もしかしたら「うちの子」のような、そういった家庭の表現も同じかもしれません。

言葉選びと問いかけで生まれる相互リスペクト〜職場や家庭で使えるリスペクティング行動〜


相手に関心を持って行動する

もう一つの大切なことは、期待し合う、相互リスペクトをする中で「関心」が重要なキーワードです。
この「関心」というのも、心の中で関心を持とうと思っているだけではなく、行動することを指します。
行動というと、大変なイメージがあるかもしれません。要は「今日どうだった?」「あれどうだった?」こんなコミュニケーションを取ることです。
仕事においては、報告する・受ける、評価など様々なコミュニケーションがありますが、「どうだった?」とカジュアルに聞くことは、感情や状態を話していいような、そんな問いかけに聞こえませんか。 すなわち、相手に関心を持つということは、その関心を言葉にして発することとなります。

些細なことが大事

こんな言葉選びと、関心を行動に変え相手のこと聞く。チームの関係性や、家庭内のコミュニケーションにおいて、相互リスペクトが重要となっていきます。まず、普段使う言葉をどう選ぶのか、自分が相手をどう見るかを考えること、相手に関心を持つこと。それを心の中だけで持たずに聞く行動に置き換える。 こんなことから始まるのが期待であり、相互リスペクトといえます。


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